大型遊具は、もっとも厳しいとされるヨーロッパの安全規格で製造されているメーカー(スウェーデンHAGS社、デンマークKOMPAN社)を中心に採用しています。各パーツはとがった部分がないように角丸処理をされていて、ボルト部分も同様に、丸いキャップがついています。このキャップは怪我防止の他に、ボルト抜けを防ぐ目的もあります。
昔ながらの遊具(鉄棒・うんてい・ジャングルジム他数種)もあり、その中には、『動く遊具』もあります。「遊具」と「怪我」は残念ながら切り離すことのできない関係にあります。それは遊具が体をつかって遠心力や重力、高さを楽しむものであり、その遊びとともに怪我は内存しています。とくに『動く遊具』は園児たちに人気があるとともに、危険性も高いものです。幼稚園は公園や学校の休み時間と違い、常に職員が遊ぶ園児たちの近くにいます。園児たちの遊ぶ様子に注意を払い、また機会あるごとにしっかりとした指導(遊びのお約束の確認)をすることで、「挑戦や冒険心」と、それに伴う「リスク」とのバランスを管理しています。
砂場の除菌・消臭対策は定期的に行っています。低毒性・抵抗公害・低刺激性のものを使用しています。
また、異物の混入に関しては、職員が毎朝の清掃時に丁寧に点検しています。
毎日(朝の清掃時に)すべての遊具に対して職員が安全点検をしています。
また、整備は定期的に実施しています。
「ハザード」の除去と同等に重要なのは職員の現場での安全管理や安全に対する意識の向上です。
当園では、国や関係機関の安全基準に関する資料や、全国の幼稚園・保育園等で実際に起こった事故例などの情報を収集し、「どこで・なぜ・どのように」事故が起きたのか等の事故原因を共有しています。
それらを参考に、より適切な管理方法、再発防止策を全職員で検討・実践することで、園児たちの冒険心やチャレンジ精神の発達を損なうことなく、しかも安全に遊べる、バランスの良い環境作りをしていきたいと考えています。
当園では、国土交通省の指針、JPFAの規準(案)に基づき、危険を「リスクとハザード」の2つに区分して管理をしています。
子供が遊びを通して「より高く、より速く、より上手に出来るようになろう」という意欲は、成長に欠くことの出来ない重要な要素です。しかしながら、この様な意欲をもって遊ぶ場合、時としてすりキズやたんこぶなど、小さな失敗を経験することがあります。
「リスク」とは、上述のような子供の遊びにとって必要な危険を意味し、「遊びの価値」の一つとして尊重して適切に管理することが求められています。
対する「ハザード」は、遊び場の価値(冒険や挑戦、達成感など)とは無関係な危険で、遊具の設計・製造・設置の欠陥を意味し、また不適切な維持管理などもそれに含まれます。
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